よもぎ蒸しと月桃蒸しの違い~薬膳の視点から見る体質に合ったハーブ蒸し~ 未分類 2026.02.08
昨年スタートしてから季節に関わらず人気コースになった和ハーブ蒸し。
国際薬膳士の視点から、
よもぎが万人に合うとは言えないので、
当店では数種類の日本のハーブをご用意しています。
ペパーミントではよもぎ蒸しの次に人気で、
東京では数か所でしか受けられない
沖縄の伝統的な薬草「月桃(サンニン)」を使った月桃蒸しとよもぎ蒸しの効能の違いについてご説明したいと思います。
どちらも植物の力を活かしたスチーム療法なので、
蒸気で下半身を中心に温めるという点では同じなのですが
薬膳(中医栄養学)の視点で見ると、性質得意分野には違いがあるのです。
☆よもぎ蒸しの特徴☆
よもぎの性質:温性~やや熱性
よもぎは身体を内側から温め、血の巡りを促す作用が強い薬草ですので
薬膳では以下のような目的で利用されます。
- 冷えの改善
- 血行促進
- 婦人科系の不調サポート
冷えやすい方、エネルギー不足タイプの方には適したハーブですね。
☆月桃蒸しの特徴☆
月桃の性質:温性~平性
月桃は沖縄では「サンニン」と呼ばれ、古くから食用・薬用として親しまれてきた植物です。
薬膳的には、
- 気(エネルギー)の巡りを整える
- 緊張をゆるめる
- 自律神経のバランスをサポートする
といった働きがあり、ストレスや精神的な疲れが気になる方に向いています。
☆よもぎ蒸しを慎重に選んだ方がよい体質☆
薬膳では、すべての食材・薬草に「向き・不向き」があると考えます。
よもぎも例外ではなく、この2タイプの方は注意が必要です。
● 実熱タイプ(熱が余っている状態)
- 顔色が赤黒い
- 皮脂が多くテカリやすい
- 毛穴が開きやすい
- がっしり~普通体型で活動的
- 目が充血しやすい
体内に余分な熱がこもりやすく、
温性・熱性のものを重ねることで不調が出ることがあります。
● 陰虚火旺タイプ(潤い不足による内熱)
- 肌が薄く乾燥しやすい
- くすみ・艶不足、赤みが出やすい
- 細身で静かな印象
- 目や喉が乾きやすい
- 顔はのぼせやすく、手足は冷えやすい
このタイプは「温めすぎ」によって、
ほてり・不眠・疲労感が強まる場合があります。
選び方のポイントとしては
- 冷えが強く、エネルギー不足タイプ → よもぎ蒸し
- ストレスが多く、自律神経が乱れやすいタイプ → 月桃蒸し
といった所でしょうか。
また、体質は季節や加齢、食生活によって変わっていくので
その時々のご自分に合ったハーブを選ぶのが大切です。
よもぎ蒸しで変化を感じにくかった方へ
「よもぎ蒸しは合わなかった」
「温まるけれどスッキリしない」
「香りが苦手だった」
そのように感じた経験がある方は、
ぜひ今日ご紹介した月桃蒸しや、どくだみ蒸しも試してみて下さいね。
ハーブ蒸しは、体質に合った植物を選ぶことでより効果が発揮されます。
当店では、今年も新しい日本のハーブを仲間に加えるため
日々研究しています。


